愛に生きるライオン

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自宅オフィス化計画! 〜完結編〜

間が空いてしまいましたが、仕事環境作りの続きです。(まだやってるのか)

チェアマット

チェアとデスクが揃って、次に僕が気にしたのは「チェアマット」です。僕は以前住んでいたアパートで、OAチェアをフローリングで直に使用したことによりフローリングをボロボロにし、“最終的に大きく剥がれてしまう”という恐怖体験をしたことがあります。そのため、キャスター付きの椅子をフローリングで使うことに強い抵抗感があります。あの恐怖を二度と繰り返したくない。今の部屋のフローリングはそこまで気にする必要もない十分な硬さがありますが、それでもチェアマットは必須です。

一般的な透明なチェアマットを使っていたこともありますが、椅子の稼働範囲が狭いことと、マット自体がズレる&静電気で裏にゴミが張り付く&掃除もしにくいなど、デメリットが目立ったのですぐ使うのを辞めました。試験的に買ったものだったので、もっと素材に拘れば違ったのかもしれませんが。その後はキャスターを固定するキャップを使用していましたが、これはこれでキャスターの意味がなく、掃除の際に邪魔になります。特に妻には不評でした。

そこで今回考えたのは、“ラグかカーペットを敷く”という方法。中でもオフィスなどでよく使われているタイル状のマットがいいんじゃないかと思い、探してみました。そして僕が購入したのがコチラ。

重要なのは30センチ×30センチというサイズと吸着性。最初はもっと大きめのサイズを買うつもりでしたが、家庭用なのである程度小さめなサイズにしました。「洗える」と書いてあっても、大き過ぎると手洗いするしかなくなるからです。30センチ×30センチが洗濯機に入れられて小さ過ぎない、僕にとってはベストなサイズだったのです。これで汚れてもその部分だけ取り外し、簡単に洗濯することができます。子供が生まれるので清潔にしていたいですしね。

タイルマットを選ぶ上でもう一つ重要なのは吸着性能です。ものによってはすぐズレてしまうものもあるようで、値段んが安いから悪い、高いから良いと一概には言えません。色々な製品をみた中で、僕が選んだタイルマットは吸着性能をウリにしており、口コミやレビューも予々好評でした。「掃除機をかけてもズレない」というキャッチコピーに期待です。OAチェアの使用に耐えられるかは不明ですが「掃除機に耐えるなら耐えられるはず!」と根拠のない憶測で、この商品に賭けてみることにしました。

いよいよ設置

部屋が少ないので、リビングの一角です。ソファーを棄てたり、断捨離を頑張ってなんとか確保しました。今は書斎とまではいきませんが、次に引っ越す時は書斎部屋を確保してもいいと妻から許可がおりていますヽ(´∀` )ノワーイ

▼これが僕の仕事場となる、だいたい185センチ×185センチのスペース。f:id:Lioven:20141120215525j:plain

▼購入したタイルマット。自分の直感を信じて一気に2セットを購入しました。f:id:Lioven:20141120215557j:plain

▼ワンセット20枚入り。f:id:Lioven:20141120215609j:plain

▼裏の吸着部分はこんな感じで、表の模様と向きが連動しています。f:id:Lioven:20141120215644j:plain

▼縦と横を交互に並べ、格子状になるように配置しました。
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▼こんな感じ。f:id:Lioven:20141120215827j:plain

実際に敷いてみると、本当に置くだけでしっかりと吸着してくれます。ただ、神経質が過ぎるくらいキレイに並べないと後で困ります。キレイに並べていれば問題ないですが、ちょっとしたズレが原因で剥がれたり浮き上がったりするからです。

因みに、このマットはハサミで簡単に切れるので不規則な場所に敷くことも可能です。今回僕は、自分の仕事スペースのみに配置しました。

エルゴヒューマンプロ 開封

デスクとチェアも無事届いたので、いざ開封

▼箱が部屋に持ち込めないほどデカい。f:id:Lioven:20141120220242j:plain

▼こんな椅子を使う日が来ようとは。f:id:Lioven:20141120220300j:plainf:id:Lioven:20141120220330j:plain

ヘッドレスト。角度も変えられます。f:id:Lioven:20141120220347j:plain

▼ランバーサポート。腰への負担を軽減してくれます。f:id:Lioven:20141120220359j:plain

▼座面が前後に動く機能もあります。f:id:Lioven:20141120220418j:plain

▼メッシュチェアは初。夏にずっと座ってると蒸れますよね。f:id:Lioven:20141120220434j:plain

実際に座ってみた感じはとても快適。もっと高価なOAチェアも色々と試しましたが、僕はこの『エルゴヒューマン プロ』が合っていると思えました。チェア自体はかなり重量がありますが、よく滑ります。マットを敷いたおかげで、ちょうど良い安定感になりました。メッシュなので蒸れることもなく、作業に集中できます。

最初はオットマンが付いているタイプを買う気まんまんだったのですが、実物を見るとオットマンの出し入れが結構面倒な構造で、使わなくなるんじゃないかと考えました。そこでオットマン無しのタイプをチョイスし、フットレストは別途購入しました。 

サンワダイレクト フットレスト エルゴノミクスフットレスト 足置き台 100-FR001

サンワダイレクト フットレスト エルゴノミクスフットレスト 足置き台 100-FR001

 

 デスク組み立て

▼これが組み立てる前のデスクの天板。デカイ。f:id:Lioven:20141120222054j:plain

 ▼これを。f:id:Lioven:20141120222121j:plain

▼こうして。f:id:Lioven:20141120222149j:plain

▼完成!f:id:Lioven:20141120222206j:plain

買ったデスクはIKEAの『GALANT』。天板がL字型なのでその分脚の本数も多く、気になるガタつきはありません。壁にくっ付ければ更に安定感は増します。デスク自体は見たままで、脚の長さを調節できる以外はなんの機能もありませんが、PCラックやケーブルオーガナイザーなど、オプションが充実しているので、必要があれば買い足せます。

 組み立て自体は簡単でしたが、大きい分ちょっとだけ面倒でした。因みに、IKEAのデスクは世界中に同じデスクを使っている人がいるので「galant desk」などのワードでネット検索すると、様々な使用例をみることができます。これは国際的な家具メーカーならではの楽しみ方かもしれませんね。

水平器アプリを使ってみた

IKEA『GALANT』デスクには基本的に満足しています。ただ脚の長さの調整が突っ張り棒と同じ原理なので、長さを揃えるのが面倒です。そこで、机が傾いていないかを測る水平器的なものがiPhoneアプリにないかなぁ〜と探してみたら、ありました。試したのはこちら。

猫の水平器

猫の水平器

  • hocosoft
  • ユーティリティ
  • 無料

▼ちょっと暗いですが、デスク上にiPhoneを置いた状態。f:id:Lioven:20141120222534j:plain

 猫のマークがセンターに近いほど、iPhoneが水平であるということです。猫である理由は不明ですが、かわいらしくていいですね。傾いているとボールが転がり、それを猫が追いかけて行きます。猫無し表示にもできます(笑)

しかし、iPhone万能だなー。

天板に穴をあける

最後に天板に配線用の穴を開けます。何故穴をあけるかというと、デスクを壁にピッタリくっつけたいからです。面倒ですが、これをやるのとやらないのとでは、快適さが格段に違います。コーナーデスクの角をデッドスペースにしないためには必須の処理だと思います。IKEAで売っていた「配線口キット」が買えればよかったのですが、買えなかったので、代わりの製品を探しました。

しばらく自分が何を探しているのかも分かっていませんでしたが、正式名称が「ホールソー」というらしいことが分かり、そうと分かれば類似品を見つけるのは簡単でした。一般的なホームセンターで売っているものはワンサイズで数千円とそれなりの値段でしたが、カインズホームで見つけた「ホールソーセット」は5つのサイズが入っていて498円と激安でした。一回しか使わないのでこれで十分です。

▼カインズのホールソーセット。f:id:Lioven:20141120222733j:plain

因みにこのホールソーという奴は、木に穴を開けるための簡単なドリルで、電動ドライバーなどに接続して使うものです。IKEAの配線口キットは、専用のカバー(配線を傷つけないため)が付いていたので、見栄えも良くなるはずだったのですが、カインズのホールソーセットにそんな親切なものは付いていません。適当なもので代用しようと思ったのですが、ちょうどいいサイズの代用品が見つからず、結局ヤスリがけで対処することにしました。

▼よく分からないけど、適当に買った紙ヤスリ。f:id:Lioven:20141120222837j:plain

▼とりあえず穴を開ける部分に印をつけて、ドリルで木屑が飛び散らないようにダンボールでバリケードも用意しました。下にはビニール袋をスタンバイ。f:id:Lioven:20141120222852j:plain

▼電動ドライバーの先端にホールソーをスピン・オン!!f:id:Lioven:20141120222939j:plain

 あとはガリガリ削るのみ。

 ▼妻が掃除機を使って木屑を吸い取ってくれました。歯医者の要領で。f:id:Lioven:20141120222954j:plain

▼あいた!f:id:Lioven:20141120223033j:plain

▼ビニール袋がしっかりキャッチしてくれています。ふふふ、計画通り。f:id:Lioven:20141120223056j:plain

▼最後にヤスリがけをして完成。f:id:Lioven:20141120223325j:plain

途中ドリルが止まるハプニングもありましたが、なんとか穴があきました。妻とバリケードのおかげで、木屑にイライラすることもなく、片付けも一瞬で終了。木屑は微塵も床に落ちていません。

▼完成はこんな感じ。f:id:Lioven:20141120223438j:plain

▼これでコードを気にせず、デスクを壁にピッタリくっつけることができます。f:id:Lioven:20141120223456j:plain

▼広い!

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おわりに

暫く仕事に使ってみましたが、エルゴヒューマンもGALANTデスクも大満足です。ただ、つい散らかしてしまうので、引き出し付きのワゴンを買い足そうかなと思っています。また、タイルマットはズレることもなく椅子の移動も掃除も楽々で、これも大正解でした。まだ一度も洗濯はしていないので、耐久性がどれほどなのかも気になるところです。

ちょっと書き切るまでに時間がかかりすぎてしまいましたが、とりあえず問題なく仕事はできています。自宅を仕事場にするというのは不思議なもので、どこよりも落ち着く空間でもあり、それ故に落ち着かない空間でもあります。僕は元々人のワークスペースを見るだけでも楽しいと思うタイプなので、自分のワークスペースを自宅に作ることが出来るのは本当に楽しいです。是非みなさん拘りのデスクも見せてください。

長々と書いてきた自宅オフィス化計画ですが、ひとまずこれで終わりです。といってもこれから試行錯誤の連続だと思うので、何かあれば続きを書くかもしれません。 自分の慣れも含めて、最も効率よく仕事ができる環境を築いていければと思っています。

では、また。