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ファインダーに指紋が!? 初めての一眼レフ購入で驚いたこと

 

人生初の一眼レフカメラ「K-30」を購入して、そろそろ2ヶ月。もう完全にマスターしたぜ! と言いたいところですが、まぁそんなこともなく。未だに初心者丸出しで写真を撮っています。

初心者といえば、カメラを買ったばかりの時に知らずにビックリしたことがあったので、今更ですが備忘録として記事にしてみようと思います。

ファインダーに指紋!?

カメラに無知過ぎて驚いたこと。それはファインダーを覗いた時に見える指紋のような汚れです。後で調べて指紋ではないと分かったので、結局なんの問題も無かったのですが、正直最初はビビりました。そんなことを知る由もない僕は、買ったばかりのK-30を嬉々としていじくりまわしていました。部屋の中で。

そして、ふとカメラを蛍光灯に向けたとき、ファインダーにノイズのようなものが広がっていることに気が付いたのです。「なんだか煤汚れている?」と思ってよく見ると、どうもそれだけじゃなさそう。煤汚れとは別に、指紋の跡のようなものがファインダー全体に広がっているではありませんか。

「なんだこりゃ!?」と軽くやり場のない怒りを抱きつつ、目を凝らしてもう一度良く確認しましたが、やはり指紋のようなものが見える。目を離してファインダーを直視する。汚れていない。前からレンズを見てみる。汚れていない。

写真に写り込むということもないので、何処の汚れが見えているのかサッパリ分からない。一番最初にレンズを装着した時に中のミラーを触ってしまった? いやいや、そんなところ触った記憶がない。触るはずもない。とすると出荷時にメーカーの人が触った? 

そんないろいろな考えが脳裏をよぎりましたが、無知が何を考えていても分からないので、早速ググる僕。すると、指紋跡に見えたアレは、フレネルレンズというもの仕業ということが分かったのです。

参考にさせていただいた価格.comのスレッド

フレネルレンズとは?

そもそもフレネルレンズとは何か調べてみました。フレネルレンズとは、元々フレネルさんが灯台用に考案したのこぎり状の断面を持つレンズのことらしいです。(トップの画像は灯台のレンズでした)そしてこののこぎり状のレンズの溝こそが、指紋のように見えている原因。本当の指紋だと思っていたので安心しました。

フレネルレンズがのこぎり状の構造になっているのは、厚みや重量を減らすためで、本来ものを見る為の道具ではないそうですが、一眼レフではファインダーを明るくするために、このフレネルレンズが用いられているらしい。池田レンズ シートレンズ

一眼レフカメラ以外にもルーペなどに用いられているので、見たことがあるという人も多いのではないでしょうか。

▼こんなの。

池田レンズ シートレンズ A4サイズ 20 4171756

 

 

何の為模様なのか

指紋のような模様はレンズの溝で、煤汚れに見えた粒子状のものは、ファインダースクリーンがすりガラス状になっているかららしい。これは共にマニュアルフォーカス時のピント合わせをしやすくするためなのだとか。このように汚れのように見えるファインダーですが、実は汚れではありませんでした。普通にしている分にはあまり気になりません。かなり明るいところにレンズを向けると見える程度です。

最初は故障か、初期不良か、粗悪品か! と焦りましたが、買ったその日に気になったわけではないし、写真に影響があるわけではないので問題はないかと。それよりおかしなところを掃除してしまう前に気付けたことが何よりです。

おわりに

一眼レフを買ってからというもの、何だか写真を撮ってもなんだかイマイチな写真しか撮れていません。(家族の写真は別として)何故でしょう。iPhoneコンデジで撮っていたような撮り方や被写体ではごまかしが利かない。自分の下手さが露呈している。僕にはなんだかそう思えます。でも、だからこそ写真を撮るのは楽しいし、追求したくなる。これまでも写真は好きだったけど、「カメラが違うだけでこうも変わるものか!」と感動しています。

そういえば、僕の親父は学生の頃写真部だったらしいけど、写真について語っているのを聞いた事が無いし、カメラを愛でる様子も見た事が無いなーとふと思い出しました。今度帰省したらその辺の話も聞いてみよう。では、また。