愛に生きるライオン

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待ってました、新型Apple TV

第4世代Apple TVを買いました。第3世代ではホームビデオや写真を家族で見るのに、Apple TVのAirPlayが大活躍してくれたので、新型というだけで「買い」一択。やっぱりAirPlayは便利です。AirPlayの安定性の向上を期待していただけなので、ただ新型というだけで満足。AirDropやAirPlayなどの登場で、Apple製品で揃えることのメリットはどんどん大きくなってきました。実際、Apple製品のハードとソフトの親和性は流石の一言。

セットアップ簡単は驚くほど簡単。BluetoothをオンにしたiPhoneを近付けるだけで、iPhoneからApple IDや無線ランの設定を引き継げました。AirDropのように、BluetoothNFCを組み合わせていたりするのだろうか?

新型Apple TVでまず気になるのは、やっぱり新型リモコン。タッチ操作ができるようになって、あらゆる操作が快適になりました。グリグリ動く。ビュンビュン動く。本体の起動も早く、HDMI連携でApple TVのリモコンでテレビの音量や電源のオンオフまで操作できるようになり、ちょっと感動。文字通りテレビそのものがApple TVになったかのようにシームレスに機能します。うちのテレビは2007年製とさほど新しくないけど、そんな前から搭載されているHDMIの性能をここまで引き出した製品を僕は知りません。

じゃあテレビのリモコンは必要なくなったかというとそんなことはなく、逆にテレビのリモコンでApple TVが操作できてしまうんです。「十字キー」で移動だけでなく、「戻る」ボタンなどもテレビのリモコンの表示通りに動く。使わない気がするけど、地味に嬉しい機能です。

ソフトウェア面は外観以上に変わった。初めてApp StoreやSiriが搭載され、Siriでビデオが操作できるのがなかなか面白く、色々試してみたくなります。AirPlayでiPhoneから転送したビデオもSiriで操作できました。

逆に新型Apple TVの悪いところを挙げるとすれば、「アプリが少ない」、「Rmote使えない」くらい。アプリは少なめだけど、対応していないHuluやAmazonビデオなんかはiPhoneからのAirPlayで解決するし、充実するのも時間の問題だろうと思うから気になりませんでした。

でもRmoteが使えないのは予想外で、元々使えてた感覚からすると不便です。快適に操作できるリモコンが付いたとはいえ、テキスト入力は流石に億劫です。Apple TVが発表されたAppleのイベントで、リモコンとiPhoneで対戦ゲームをしているデモなんかがあったので、iPhoneと接続できないままということはないと思うけど、早く対応してほしいと思います。

僕のお勧めのアプリは「AirVideo TV」です。元々Mac内にあるビデオをiOSで再生するのに「AirVideo HD」というアプリを愛用していましたが、そのApple TV版です。今までは「MaciPhoneApple TV」と経由して、Mac内のビデオをテレビで観ていたのですが、その間iPhoneが再生専用機になってしまうので、「AirVideo TV」の登場は地味に嬉しい。

あとApple TVとは直接関係ないけど、Macの写真アプリから快適にAirPlayできる方法があると嬉しいなと思いました。今のところスムーズに連続再生する方法が無さそうなので。とにかく、App Storeの搭載によってこれからどんな風に化けるかが楽しみです。

iPhone 6s Plusで味わう「アムロ・レイ」気分

10月に入ってiPhone 6s Plusを買いました。iPhone 6sでは、あのアムロ・レイになったような気分が味わえます。

というのも、iPhone 6s Plusはパフォーマンスがなかり向上しているので、iPhone 6 Plusと比べても遥かにキビキビしていて、体感的にも「早い」と実感できるほどです。

iOS8からだったか、フリック入力が指についてこなくなりました。iOS9へのアップデートでもそれは改善されず、すぐさまメモを取りたいときななど、文字入力がもたつくのがネックでした。

でもiPhone 6s Plusではしっかりフリック入力にソフトウェアが付いてきてくれます。もちろんこれは、6sのスペックアップが実現してくれたこと。

でもそれだけではなく、地味と評価されがちな3D touchもかなりのものでした。3D touchを使えばホーム画面でのショートカット、ブラウジング、文字入力中のカーソル移動などが、ちょっとした時短になります。

さらにSafariのコンテンツブロック機能も合わせれば、ひとつひとつは微々たるものでも、積み重なればそれなりです。実際に使ってみないと、この複合的な利便性の向上はいまいち伝わらないかもしれませんが。

実際6sが発売されてからも、「3Dtouchは、初心者への訴求力としては微妙?」的な記事を多く目にした気がします。そこで僕は、6と6sの違いを伝えるとき「マグネットコーティングを施したガンダム」のようだと伝えることにしました。「iPhoneを使いこなせる人がもっと性能を引き出せるiPhone」という意味で。

いや、自分がiPhoneを使いこなしているのかと言えば、そんなことはなんですが……。

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iPhone 6 Plusのカメラ交換

iSightカメラ交換プログラム」とかに該当した、僕のiPhone 6 Plus。微妙にボケ気味に写る気がしていたので、アップルストアを予約して交換してもらいに行きました。

同日、「もっと酷い人は酷い。3年有効なので様子を見てみては」と言われ、「他の人のことなんて知らんがな」と思いつつもその時は交換はしてもらわないことに。

その後、一ヶ月もしないうちに問題発生。カメラのフォーカスがまったく動かなくなったので、再度アップルストアを予約して、カメラの交換をしてもらいました。

こんなことならさっさと交換してもらえばよかった。ともあれカメラが回復して一安心。カメラのオートフォーカスが機能しなくなって暫くの間、娘の写真がまともに撮れなかったことが悔やまれます。

手描きグッズショップを始めました

簡単にECサイトが作れるBASEというサービスを使って、ネットショップを始めてみました。

http://www.rheiout.com

手描きイラストを使ったTシャツなどを中心に、様々なグッズを販売する予定です。今はまだ品数も少ないですが、グッズに限らず色々な挑戦をしていければと思っています。

http://www.rheiout.com/items/2263999

Apple Musicに思うこと

7月1日にApple Musicが世界同時公開され、日本でも使えるようになった。これほど心踊るサービスはそうそうあるものじゃない。

個人的な音楽離れ

個人的なことを言うと、実は最近かなり音楽離れが進んでいた。

CDは滅多に買わないし、借りることも少ない。たまにレンタルすることがあっても、「昔MDに録音していたせいで、iTunesに移行し損なった懐メロを借りる」といったような「知っている曲を再度手に入れる」というパターンが多い。ダウンロードで曲を購入することもあるけど、新しい音楽に触れる機会そのものが少ないので、その頻度もかなり少ない。

そんな僕からしてみても、Apple Musicのスタートは心躍る大事件だった。新たな時代の幕開けだと感じた。確かにNapsterとかMusicUnlimitedなんかの「聴き放題」サービスが昔からあったのは知っている。でも利用したことたことはないし、現在最大手とされるSpotifyも利用したことがない(日本向けのサービスではないらしいし)。

日本でもAWAやLINE Musicといったサービスが始まったことも知っている。でも単純にそこまで興味をそそられないから、それぞれの曲数を比較したことすらない。僕がその他の類似サービスに興味を抱かなかったのは、単に「たくさんの曲が聴きたい」という願望があったわけではないからだ。

Apple Musicはストリーミング音楽配信サービス(名称あるのかな?)後発らしいが、そんなことはどーでもいい。いつだってAppleは後発だ。後から来て時代を切り拓くゲームチェンジャー。それがAppleやり方。そのやり方が刺激的だから、僕らはAppleが好きなんだ。

Apple Musicの魅力

実際使ってみて思うのは、Apple Musicは本当に手軽だということ。すでに手元にあるiOSバイスをいつものようにアップデートするだけで、すぐ利用し始めることができた。さらに3ヶ月無料で試せて、有料プランも日本円にしては比較的安く、家族プランもあり、オフラインでも聴けて、それが日本からも利用できる。こんなに嬉しいことはない。

Apple Musicがほかと違うと思えるのはAppleがハードメーカーであり、ソフトメーカーであり、iTunesApp Storeという強固なエコシステムをもつ最大級のプラットフォーマーでもあるからだ。だからオーディオデバイスも自前。プレーヤーアプリも自前。販売網まで全て自前だ。Apple Musicは単なる「サービス」じゃない。「Appleが持ちうるリソースを最大限に活用しているサービス」それがApple Musicなんだ。そのシームレスさたるや、自分がAppleのヘビーユーザーじゃなくとも期待せずにはいられなかっただろう。

Spotifyなどの定額のストリーミングサービスでもそうらしいのだけど、再生回数に応じてアーティストに報酬が発生する(カラオケのような?)印税方式であるのも良いと思う。良い音楽は長く聴き継がれる。そしてアーティストは継続的な報酬を得られる。何て素晴らしいんだ音楽の未来。これからはこういったモデルがデファクトスタンダードになるんだろう。もう後戻りはできやしない。そしてこれなら喜んでサービスを継続利用しようと思える。こんな考えは楽観的すぎるのだろうか?

僕はApple Musicに「新しい音楽との出会い」を求めている。音楽のストリーミングサービスが続々と登場しているところをみると、「プレイリストの共有」というユーザー同士のやりとりがこれからの音楽のあり方のひとつなんだろうと思う。それは自分以外の人の手が入ったもので、新しい音楽との出会いの入り口だ。そんな「出会い」に対するアプローチに力が入っているからこそ、Apple Musicは魅力的なんだと思う。

そしてもうひとつAppleの強みだなと思うのが、Apple Musicを使うことで「これまで溜め込んできた自分の音楽ライブラリと統合することができる」ということ。僕は今までiTunes Matchは利用してこなかったが、Apple Musicでも同じようにiCloudに自分のミュージックライブラリをアップロードして、どこからでもアクセスできるようにできる。だから「新しい音楽との出会い」以外の部分、「邦楽の物足りなさ」もほぼ気にしなくていいわけだ。だって、今までも自分のライブラリの中から曲を選んで聴いていたわけだし。

Apple Musicの気になる点

もちろん気にならない点がないわけではない。最初、ミュージックアプリの変わりようには驚いたし、何処に何があるのかわかりにくいと思った。アーティストの表記に統一性がなかったり(英語表記だったりカタカナ表記だったり)、アプリケーションが多少不安定になることもある(設定からiCloudライブラリのオンオフで多少改善した)。細かいことを挙げるときりがないが、もう慣れた。全体的な完成度が高いので、実際そこまで目くじらを立てる要素はなかったりする。不安定だなーと思う部分は、いずれアップデートで改善してくれるだろうと期待している。

終わりに

今はただ、この新しい音楽体験に身を委ねるのが心地いい。まだ「新しい音楽との出会い」を実感するほどではないけれど、すでに今までとは違った聴き方ができているし、とにかく面白い。

例えば「あの作品に使われている曲のプレイリストを作ってみよう」と思えばすぐコンピレーションプレイリストを作れるし、知っているアーティストでも「そういえばベスト盤しか知らない」ということもよくあり、その気付きを得た次の瞬間にはそのアーティストの他の曲にアクセスできる。今まで聴く機会の少なかった「食わず嫌いなジャンル」に触れることもできる。

これらの全て行動に「躊躇する理由が無い」というのがなんとも新鮮で、これがアーティストとユーザーを繋ぐ「新たな出会い」であり、それがアーティストのためになるならこんなにいいこともない。これはもう「体験のデザイン」というより、新しいミュージックカルチャーそのものだと言っても過言ではないと本気で思う。

僕はApple大好き人間だ。だからといって崇拝しているのとはちょっと違う。Appleが刺激的な企業であり続けるから、僕もAppleが好きでいられる。好きだから選ぶ。その繰り返しというだけだ。

だから、例えば我が子(現在1歳)が大きくなって、スマホを欲しがるとしよう。そこでApple製品を強要したりするつもりはないし(布教することはあるかもしれないが)、より良い他社製品が現れれば自分が乗り換えることだってあるかもしれない。

でもApple Musicの登場で、その可能性は限りなく低くなったように思う。だってそうだろう。保護者である僕の手中には、「膨大な音楽の海へのアクセス権」が既にあるのだから。