愛に生きるライオン

おもしろき世をことさらにおもしろく

Kindle Paperwhiteを使ってみた個人的雑感

Kindle Paperwhiteを手に入れてから暫く時間が経ってしまいましたが、Kindleのセットアップ手順や同名の書籍と並べて撮った写真などがたくさんあったので、使ってみた雑感を書いてみる。

初期設定

まずは起動。おなじみの画面が広がります。次に言語選択。日本で発売されたんだなとちょっぴり感慨深い。

f:id:Lioven:20141125233622p:plain

f:id:Lioven:20141125233655p:plain

僕が買ったのは3G版。手に入れてから2日間は3G回線限定でガッツリ使ってみました。「バッテリーが8週間持つ」という触れ込みで宣伝されていたKindle Paperwhiteですが、それは一日30分使用を想定した場合らしいです。ちょっとズルいですよね。

実際に届いたままの状態で使い始めて、28時間持ちこたえた。下の画像を見てもら得れば分かるように電池は半分より少し多いくらいでした。寝ていた時間も含めて28時間フルで使ってはいませんでしたが、Kindleクラウドストレージを使ってファイル共有を試してみたり、Webのテキストをクリップして送ってみたりとなんだかんだで使い込んでいたので、十分すぎる消費電力かなと思います。

f:id:Lioven:20141125233825p:plain

Amazonから直接購入しているので、アカウントが既に紐付けられていました。とりあえず3G回線のままTwitterの登録を済ませ次へ。ソフトウェアキーボードは使いにくいということはないですが、文章を打つほど快適でもない感じ。

f:id:Lioven:20141125233915p:plain

 まず最初は、いくつかのチュートリアルが表示されます。特に迷うところはありませんでした。

f:id:Lioven:20141125233931p:plain

チュートリアル終了後、やっとKindleのメイン画面が登場。本が横三冊。下にKindleストアの売れ筋の本やセール中の本の広告が表示されています。広告は設定から非表示に出来ます。

f:id:Lioven:20141125234037p:plain

「ようこそ」や「ユーザーズガイド」などのガイドブックが並び、横には「辞書」と書かれているコレクション(WindowsPCなどでいうところの"フォルダ"のようなもの。別々のコレクションに同じ書籍を入れることもできる)があります。メインの画面には基本的に買った本の表紙が表示されますが、任意でコレクションにまとめることができます。 

辞書コレクションには三種類の辞書が内蔵されていました。因みに、購入した本などを端末に転送する際に使うAmazonクラウドから、更に数冊の辞書データをダウンロードできるみたいです。百科事典や英和辞典が内蔵されているので、知らない単語や気になるワードをすぐ調べられるのは、読書環境として理想的。例えばiOS端末の内蔵辞書では調べることのできない固有名詞などもバッチリ調べられる。

f:id:Lioven:20141125234111p:plain

 Kindle Paperwhiteはe-ink(電子ペーパー)を採用しているデバイスなので、表示し続けることに自体に電力はぼぼ使わないらしい。ディスプレイが表示されたままパッケージされていたのもそれを上手く表現していたというわけですね。だからなのか、Kindleをスリープモードにすると、ディスプレイにはスリープモード用の画像が表示されたままになります。そして、その時に表示される画像がどれもかっこいい。

f:id:Lioven:20141125234141p:plain

読んでみた

Kindle Paperwhite購入前に、テストも兼ねてiPhoneから購入した電子書籍を、実物の書籍と並べてみました。見出しなどの装飾が電子書籍側には無く、並べると流石に見劣りしますが、普通買うとすればどちらかだろうし、活字メインの書籍にはあまり関係がないことかもしれません。

f:id:Lioven:20141125234259p:plain

 e-inkは液晶ディスプレイと比べて格段に見やすいです。文字サイズや余白、書体も自分好みにあわせてカスタマイズできます。ただ白黒であることと、表示の切り替え時に多少のチラつきがあるため、画像の表示にはあまり向いていません。

f:id:Lioven:20141125234434p:plain

PCとUSBで繋げば、外部ストレージとしてファイルを転送することもできます。

f:id:Lioven:20141125234520p:plain

 自分のブログをKindle形式(azw3ファイル)にして転送して見たところ。

f:id:Lioven:20141125234537p:plain

自炊端末としての使用感

Kindle Paperwhiteを買ったら試してみたかったのは自炊端末としての使用感。でも実際使ってみると、PDFファイル、画像ファイルの表示には余白が出来てしまって快適には読めませんでした。他の方も色々検証されているようですが、やはりKindle Paperwhiteは自炊ファイルを読むのには向かない端末ということらしいです。

Kindleは読書専用端として、これまで作った自炊ファイルはこれまで通りiPadで見るのがベストかなと思います。逆にテキストの表示はiPad miniと比べて抜群に読みやすいので、読書以外にもいい活用方法がないか更に検証していきたいと思います。

あとがき

Kindle Fire HDも発売されて、その市場を着実なものにしているAmazon。紙の本を作る立場として複雑ではありますが、変化が訪れるなら盛り上がる方に向かって欲しい。どっちも失速という結果じゃ目も当てられない。そして自分自身が取り残されないように、常に学ぶ姿勢を持っていたいと思っています。

Kindleで本を読んで、Kindleで本を買っていると、うまいことAmazonに囲い込まれた感がありますが、今の電子書籍は絶対何処かに依存しなきゃいけないし、同じ依存するならAmazonが比較的安心できるというもの。Kindle Paperwhiteを買ってから単純に読書する時間が増えたと思うし、ハイライト機能や、メール添付でAmazonクラウドにファイルを送れるのも便利です。

何処にいてもKindleだけで本が買えてしまうのも快適。元々の保存容量が少ない分、ちょっと値段が高いものの、3Gにしたのは大正解だったと思います。あ、あと歴代Kindleの中で、Kindle Paperwhiteのデザインが一番好きです。同じKindle Paperwhiteでも最初に発売されたモデルより今のモデルの方がいい。まさに絶好のタイミングで日本上陸してくれたことを嬉しく思います。

では、また。