愛に生きるライオン

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僕が夫婦にとって大切だと思うこと #ilovemypartner

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photo credit: fanz via photopin cc

《企画》11月22日はいい夫婦の日!良いパートナー関係を築く為にしている事を教えてください!#ilovemypartner ※追記あり

 今日11月22日は「いい夫婦の日」。その「いい夫婦の日」を記念して、"良いパートナー関係を築く為にしている事"を共有しようという企画、「アイラブマイパートナー(#ilovemypartner)」に参加させていただきます。「#ilovemypartner」は、ブログ「憲.com」主宰の@kentaro_jpさん立案の企画。プロフィールの白タキシードは伊達じゃない! 素敵な企画に誘っていただきありがとうございます。

いい夫婦の日」について

そう、僕は愛に生きるライオン。「愛」を名乗るからには、指名されたからには、語らねばなるまい。でも実を言うと、今までで「いい夫婦の日」という日を意識したことはありませんでした。せいぜい「あぁいい語呂合わせだね」と思うくらいだった。だって僕にとっては毎日が「いい夫婦の日」なんだぜ?( ´_ゝ`)どや

でもこの企画に乗っかることで、僕にとっても「いい夫婦の日」はパートナーへの感謝の気持ちを改めて再認識する記念日となり、これから11月22日を迎える度に、僕はきっと今年のことを思い出すような気がします。なんて素敵なことだろう。

夫婦が仲良くするために僕が意識していること

「夫婦が仲良くある為にしていること」、夫婦円満のコツ」。これを答えるのはなかなか難しい。そもそも僕に語れるようなノウハウなんかあっただろうか? 何故そう思うかというと、僕ら夫婦が「あえてしている」」、「心がけている」という夫婦円満のコツがないからです。この企画参加を決めてから、色々と考えてはみたものの。考えれば考えるほど何も無い事実に戸惑うばかり。強いて言うなら「自然体でいること」でしょうか? いや、それは結果であって仲良しのコツなんかじゃない……。

ただなんとなく生きているだけで、一緒にいるだけで幸せ。そして僕の妻への想いは年々増すばかりだ。ここまでくるのに、妻とどれだけの言葉を交わしただろうか? 僕らが仲がいい夫婦であるということは、胸を張って言える。でもそこにコツなんかない。裏を返せば、あえて意識することなく、無理することなく、気を使うことなく「自然体でいられる関係を築けている」ということなんじゃないか。

「自然体でいられる」これこそ夫婦や家族のあるべき姿だ。ただの慣れとは違う。でも、僕らだって最初から仲がいい夫婦だったわけじゃない。ここまで考えてみて、僕が思い至った夫婦にとって大切だと思うこと。それはあたり前過ぎてコツでもなんでもないものでした。

話し合いほど大切なものはない

僕ら夫婦は6年付き合った後、2010年に結婚をしました。結婚は3年目ですが、交際歴も含めると昨日21日で丁度8年4ヶ月になります。長いやら短いやら。文字にするとなんだか薄っぺらく感じてしまいますが、結婚前の6年間で築き上げてきた信頼関係には絶対の自信があります。そんな僕が妻との出会いから今日までに学んだこと。大切に思っていること。それは「話し合いほど大切なものはない」ということ。

当たり前すぎて「話し合いもできないんじゃ、そもそも夫婦になんかなってない」という声が聞こえてきそうですが、まぁそう言わずに聞いてやってください。そう、意識してやっていることとはちょっと違います。当たり前なことなので。でも、そんな当たり前で何気ない会話にこそ、夫婦円満の秘訣はあると僕は確信しています。僕ら夫婦はよく語り合います。例えば、テレビを観ていてちょっとでも気になる話題があればテレビを消して、録画なら止めて、思うことを言い合う。時にはその語り合いがアツくなり過ぎて、何時間も経ってしまうということがよくあります。1時間番組を4、5時間かけて観るなんてこともしょっちゅうです。

寧ろそうなってしまったらテレビなんかどうでもいいんです。話のキッカケというだけ。何気無い会話から真剣な話まで。将来の話。悩み。報告。アツくなったら止まりません。妻はたまに僕と「親友になりたかった」と言いますが、まさにそんな感じ。嬉しいでも僕にとっては妻に妻でいてもらわないと困る。「よく話すこと」。改めて考えてみると、これこそが夫婦円満の秘訣なんだと思います。話し合うことで互いの不安を解消し、喜びを分かち合い、同じ価値観で一喜一憂する。これほど幸せな時間はありません。何でも話しあうこと。これがきっと幸せへの入り口だ。

喧嘩するほど仲がいい

また、話し合いで思い当たるのは喧嘩です。「喧嘩するほど仲がいい」とはよく言ったもの。夫婦の相互理解に喧嘩は不可欠です。喧嘩はお互いの意見の食い違いから始まるものです。一方的な喧嘩はありません。夫婦やカップル間の喧嘩に限って言えば、他人が自分のフィールドに踏み込む時に起きる摩擦が喧嘩なんだと僕は思っています。それは意見や価値観の擦り合わせをしている大事な時間です。違う環境で育った者同士が、同じ場所で同じ時間をすごす。もしくはひとつ屋根の下で暮らす。

全く衝突が起きない方が不自然です。たまに「喧嘩を全然しない」というカップルや夫婦がいますが、それって少し怖い事だと僕は思うんです。よほど相手のことに無関心か、自分の思ったことや意見を飲み込んで我慢しているかのどちらかってことになりますよね?(もしかすると、奇跡的に最初から価値観が合致しているということもあるのかもしれませんが)それって今はよくても、いずれ爆発しないとも限らない。本当は許容出来ないのに、見て見ぬ振りをしてきた価値観の違いは、後々抑えきれない衝動になる。それが離婚に繋がるのではないでしょうか?

喧嘩をした後は、何が原因だったのか。自分のどこに落ち度があったのか。相手は何が言いたかったのかを知るチャンスです。普段言いたいことを言えてないのなら尚更です。同じような小さな理由で、繰り返し衝突してしまうこともあります。でもお互いがお互いを尊重し、向き合うことを辞めなければきっと乗り越えられる。どうしても許容出来ない出来事で喧嘩をしたとき。その喧嘩は長引くかもしれません。でもそれを乗り越えた時の心の距離も一気に縮まります。お互いを理解し、許容し合う。そしてそれが二人の当たり前になるには、それなりに時間が必要です。

僕らも今でこそ殆ど喧嘩をしなくなりましたが、これまで散々してきました。妻に酷い事を言った事もありました。泣かせてしまったこともあります。それは非常に辛い思い出です。でもその喧嘩がなければ、僕は妻の涙で胸が痛む思いも知らなかったことになる。喧嘩する度に距離を縮めてきたと思える。そして今あたり前のように笑い合える。お互いに優しくできるのは、理解し合えているからだと思う。そんな経験が項を奏したからか、僕らは同棲を始めたとたんにピタッと喧嘩が無くなりました。

同棲を始めると、普段見えてない嫌なところが見えてきて、喧嘩が増えると思っていたのに、拍子抜けするほど喧嘩をしなくなったのです。もちろん喧嘩が全くなくなるってことはありません。でも言いたいことを言うという意味では十分過ぎるほど言い合ってきた。今は妻と居られることが親兄弟と居るより心地いい。それは妻が僕を受け止めてくれるからです。喧嘩にしろ、日常会話にしろ、話し合うと言うことは、結婚するまでに相手を知る重要なステップです。

わざと喧嘩をしよう! とは思いませんが、喧嘩になったのなら堂々と意見を言い合うべきだ。そしてお互いを知り尽くした上で、何気無い会話を気を使うことなくできる相手と結婚できたなら。それはもう近付くためのステップではなく「幸せ」を再認識をするためのコミニュケーションです。そうなってしまえば、きっと毎日が楽しい。僕がそうであるように。

対等であるべき

こうやって考えていると、次から次へと言いたいことが出てくるものです。僕ら夫婦は3つ歳が離れているのですが、お互いの関係は対等です。夫婦なのであたり前のようにも思えますが、亭主関白。かかあ天下とまでは行かなくても、意外と対等ではない関係の夫婦もいらっしゃるようです。

勿論他所の家庭を否定するつもりはありませんが、最初にも言ったように言いたいことが言い合える関係を築くにはそもそも対等でなくては無理だと思うのです。お互いがお互いを尊敬できる関係が理想ですよね。

女性は女性。男の価値観を押し付けてはいけない

対等対等と言ったばかりですが、男女平等かどうかとなると考え方も違ってきます。権利の話ではありません。これは"コツ"や"心掛け"とはまた違うのですが、僕が妻と付き合ってきて理解したことのひとつに「女性にも女性の世界がある」ということがあります。「男には男の世界がある」とはよく言いますが、当然女性にも女性の世界があるのです。男は大概それを理解出来ない。でも理解出来ないなら理解出来ないなりに「そういうものなんだ」と理解しようとする考えがあるだけで、大分違います。

これは僕の妻のことではありませんが「女性が集団でいる時、さっきまで仲良さそうにしていたのに、居なくなったとたんその子の陰口を平気で言いだす」みたいな女性の怖い部分って聞いたことがありますよね?(良い例が思い付かなかった)全ての女性がそうだとは言いませんが、男はまずその心理を理解出来ません。でも「女怖ぇ」、「女意味わかんねぇ」で済ませずに、女性にその心理を聞いてみるとなかなか面白い答えが聞けたりします。恋愛に対する価値観だって男女で結構違うもの。

同じように女性が男の心理を完全に理解するのも無理でしょう。でも夫婦で「男と女の考え方の違い」の話をするのは面白いですし、男性は女性への。女性は男性への理解を深める事ができる大切な話題です。こういった話し合いを重ねる事で、小さな蟠りはどんどん無くなっていくものです。男女の違いってこうなんだという話を妻とするようになって、喧嘩だけでなく、ちょっとした意見の食い違いも少なくなりました。

おわりに

今回この企画参加に当たって色々と思うことが多く、考えながら書いていたのですが、全然まとまらなかった。今は幸せ過ぎて怖いくらいだ。幸せは守らなきゃいけない。ずっと続いて欲しい。だから僕は頑張れる。そんな僕を見て、妻は僕を過大評価してくれます。でも僕は結構人並み以下のただやる気の無い男なんです。それでも、社会に出て少しでも踏ん張ろうと思えるのは、妻が傍にいてくれるからに他なりません。

だから僕は、毎日妻に「LIKE」や「LOVE」を伝える。これは心掛けていることでもなんでもなくて、そう思った時にすぐ伝えたいから。妻はそれにたまにしか返してくれない。でも残念だとも思わないし、寂しくもない。決して妻がドライなわけではなく、必要以上にそういうことを言わないだけ。そして僕が必要以上に言いすぎなだけ。妻はツンデレなのです。

逆に妻が僕の臭い台詞に同じように返してくれる人だったら、僕は毎日そんなことを言わなかったかもしれない。いい意味で、追いかけさせてもらっている。他にも夫婦でバランスがとれていると思うことはいくつもある。多分思い出せないだけでコツや秘訣はもっとある。ただお互い感覚やニュアンスで喋ることが多いので、言葉にするとなると難しい。そして、今回これだけ長々と書いておきながら、結局僕が言いたいことはひとつ。いい夫婦であろうとするなら会話をすること。これに尽きる。

「結婚は人生の墓場だ」と、言いますが。これを論破してやるにはどうしたものかと考えて、結局結婚は人生の墓場という言葉を肯定することを思いつきました。その意味するところは、骨を埋める場所。帰る場所。幸せの在り処という意味で。結婚って本当に良いものですよ。