プリンターの印刷ズレの原因と、その後の使用感
どうも@Liovenです。前回「買ったばかりのプリンターが印刷の制度が悪く使えない」とブログに書きましたが、その後しばらく使ってみてそれが誤解であったことが分かりました。悪いと勘違いしてしまった要因、良かった点を改めてまとめてみます。
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用紙の問題
印刷のズレの原因のひとつは、対応していない特殊種な用紙を使ったこと。「名刺といえば厚紙だろ」という先入観で、安くて大量の名刺用のミシン目が入った用紙を選んだのが間違いでした。そしてもう一つの原因は、僕が買ったプリンターが前面給紙タイプのプリンターであったことです。
背面給紙と前面給紙
最近のプリンターは、前面給紙タイプのものがほとんどです。そして昔は当たり前だった背面給紙タイプのものが少なくなっているようです。その理由は本体の小型化に伴うものだと聞きました。前面給紙と背面給紙は、文字通りプリンターの前面から用紙をセットするか、背面に用紙をセットかという違いがあります。どちらも搭載しているものもありあます。
後ろから前へ送るだけの背面給紙タイプのものと違い、前面給紙タイプは前面から前面へ用紙を送るので、内部で用紙を反転させる構造になっています。この反転させる機構のせいで、厚手の紙やラベル印刷用の特殊な用紙などがうまく排出されず、紙詰まりを起こしてしまうのです。
比較的普通用紙に近ければ問題無い
上記の二つの条件が揃ってうまく印刷されなかった訳ですが、その後「普通」の暑さ厚さの用紙と、「スマート&エコノミー」という謎の用紙を使って検証してみたところ、ミシン目のついた多少特殊な用紙でも、厚さの無いものなら前面給紙タイプのプリンターでもズレずにプリントできることがわかりました。
特に「スマート&エコノミー」タイプの用紙がほぼズレの無い満足な仕上がり。それぞれメーカーを変えて試したので、一概に「あれがいい」、「これがだめ」とは言えませんが、少なくとも以下の用紙は問題無く使えました。
綺麗に印刷できた用紙
少しずれた、厚さ「普通」の用紙
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良かった点
用紙を変えたことで、スムーズに印刷できると分かったので、安心してインクを追加購入。写真印刷なども試してみました。他者と比べ4色インクなので若干色味が浅い気もしますが、ちゃんと綺麗です。印刷のスピードも早いし、iPhoneから手軽に送れるので、妻が喜んでくれたのが何よりでした。
しかも面白いことに、100均の“ダイソー”にてC社やE社と並び、詰め替えインクや、互換性のある非純正のカートリッジが売っていることが分かりました。ひとつ前の型番のものしかありませんでしたが、いずれ発売されるのではないかと思います。買ったばかりでサポートが受けられなくなるのも困るし、そもそも型番が合うものが無かったので、今回は買いませんでした。
安く抑えようと思えば「かなり安くインクを補充できる選択肢がある」というのはかなりの安心感です。以前持っていたH社のプリンターでは、インクを売っている場所も限られていたのでこれは嬉しい。“ブラザー”のプリンターはそれだけ需要があると捉えていいんですよね? 安価な互換品を使うにはリスクもあり、品質的も良いとは言えないと思いますが、用途によってはアリなんじゃないでしょうか。