愛に生きるライオン

おもしろき世をことさらにおもしろく

育つ

1歳2ヶ月を迎えたお嬢。今日はウチにある体重計の脚(薄い円盤状のプラスチック)を取って遊んでいた。そしてふとその脚を僕の手の上にのせたとき、彼女の中で何か発見があったようだった。

「お!お!?」というような、ビックリしたというか驚いたというような表情で、僕の腕の上の脚をみつめるお嬢。まだ喋れないお嬢が何かを発見したと分かったのは、そのあと自分の手の甲にその脚を乗せ始めたからだ。だから「指で掴まなくてもモノを手に乗せられる」と気付いたのだと分かった。

そう簡単には手の甲にモノを乗せられないが、何度も乗せようとする。成功してもすぐ落としてしまい、次は僕の手で試す。そしてまた自分の手で試す。今までそんなことをしているのは見たことがない。妻に「凄いよ!」と言って見てもらったけれど、やはり驚いていた。

娘は毎日のようにそんな成長を繰り返しているんだろう。日々色んなオドロキと発見を僕らにもたらしてくれる。知育オモチャとかを与えたことはないけれど、身近な物を使って勝手に知育しているように見える。

知育と言っても「育てる」ではなく「育つ」だ。その吸収力は半端じゃない。そもそも知育という考え方自体が、ある種のバイアスがかかったものなんだろうと思い知らされる。

子供にとってはなんでも興味の対象で、それを与えるか奪うかは親次第。その可能性を生かすも殺すも親次第ってことなんだろう。子育てから学べることは多い。もっともっと一緒に成長していきたい。