愛に生きるライオン

おもしろき世をことさらにおもしろく

フリック入力について語ろう

最近「タイピングの神様」というiPhoneのタイピングゲームアプリがTwitterで話題になっていたのでやってみた。その結果、色々思うことがあったので、今回は「フリック入力」について書きたいと思う。でもまずは、「タイピングの神様」というゲームがどんなゲームか触れておく。

タイピングの神様

f:id:Lioven:20141125211649j:plain

「タイピングの神様」というアプリは、簡単に言えばiOS用タイピングゲームだ。お題の通りの文字入力をして自分のタイピング能力を測ることができる。ゲームの結果として1分間に何文字打てるかを教えてくれる。そして、それに応じてレベルや称号が貰える。

また、結果画面のスクリーンショットハッシュタグを簡単にTwitterに投稿できる機能があるので、友達と楽しくタイピングの練習ができるのが特徴だ。アプリ内でもランキングを見ることができるほか、トップ画面にタイピングの神様に関するツイートが次々と表示されるのも面白い。

最初は平均がわからなかったので、自分が早いのか遅いのか分からず。「こんなもんか」(ゲーム内ランキング300位くらい)と思っていたところ、フォロワーさんから「早い」とお褒めの言葉をいただくことが出来た。

▼僕のレベルはこんな感じだった
f:id:Lioven:20141125211702p:plain

あの人のフリック

そこで終わればよかったのだけれど、自分の記録がレベル38と、あとちょっとで40まで届きそうだったのでレベル40まで頑張ろうと思った。でも実際やってみるとレベル38以上がどうしても取れない。そろそろ普通に「タイピングの神様」のアプリ紹介でも書くか。と思っていた時に「あの人」が現れた。このブログでもしつこいくらい書いている、#RyoAnnaBlogの@RyoAnnaさんだ。

別に自分のフリックの早さを自慢したいわけじゃないが、ここまで知り合いに抜かれたことがなかったということ、@RyoAnnaさんの「抜きます」宣言の後、すぐに追いつかれ、見事に抜かれてしまったことが、僕の闘志に火をつけた。 

僕はこれを挑戦状と受け取り。嬉しいやら悔しいやらで「やってやる!」と思った。何故そこまで熱くなったのかは後述するとして、僕はその日帰宅して、妻が動画撮影してくれているのを横目に、打倒@RyoAnna(さん)モードに入った。

でも無理なものは無理。結局いい動画も撮れず、結果も出ないまま、その日は諦めることにした。そして次の日、出勤中や休憩中に頑張ってみて「もうダメだ。負けを認めよう」と思った矢先、@RyoAnnaさんの記録、レベル39を飛び越えてレベル40を獲得することに成功する。

▼対RyoAnna氏の記録
f:id:Lioven:20141125211730p:plain

上には上がいるもので、これでも250位くらい。上位にはレベル50という猛者もいる。片手フリックで最高レベルはどのくらいなのか知りたい。脱力感を味わいながらも、目標記録も達成したことにで「もうやらないぞ」と心に決め、@RyoAnnaさんに「抜きました」と言い返すこともできた。精一杯の敬意を込めて。

@RyoAnnaさんがそれについてどう思ったかは分からない。

フリック入力の凄さ

僕がなぜ@RyoAnnaさんのフリック入力に張り合ったか。それは@RyoAnnaさんが以前、自身のブログでフリック入力について熱のこもったエントリーを書かれていたことを知っていたからなのだ。

それは2009年。僕がiPhoneを初めて手にした前後の頃のエントリーで、当時彼はこう言っている。「私が知人にiPhoneの魅力を語る際、披露するのはSafariでも高画質ゲームでもありません。フリック入力を実演します。」今は当時と比べiPhoneも普及しているのでずいぶんと状況は違うが、フリック入力がいかに革新的であるかが伝わってくる一文だ。何気無く使っているフリック入力は実はかなりのポテンシャルを秘めている。タッチした時の感触も無いのに、ブラインドタッチができることが、どんなにすごい事か。

今でこそストレスを感じることもないが、最初は使い物にならないくらい重く、元々僕もローマ字打ちを使っていた。ガラケーの文字打ちに自信があった僕は、物理ボタンのないiPhoneのソフトウェアキーボードがそれを越えられるはずが無いと思っていたが、事実越えるのだから驚きだ(今ではPC入力よりフリック入力の方が早い。因みに両手フリック入力をする人もいるらしいが、未知の領域なので僕は何も語れない)。

残念ながらiPhone以外のスマートフォンの文字入力の進化について、僕は全く知識を持っていないが、少なくともiPhoneの文字入力は脅威的なほど快適だ。今回のやり取りで、改めてそれを思い知った。@RyoAnnaさんがフリック入力が早いのは、フリック入力がどういう理由で革新的なのかを考えていたからだと思う。だから僕は張り合えたことが嬉しくてしょうがなかった。周りからすると滑稽に見えたかもしれないが、僕は満足している。

結局何が言いたいかというと、フリック入力が早いかどうかの最大の決め手はiPhoneフリック入力がどんな文字入力より早く打てるソフトウェアキーボードだと知っている必要がある」ってこと。そう言う意味では、@RyoAnnaさんは僕の師匠にあたる。入力の早い遅いで何が決まるわけでもないし、なんて事ないことと言われればそれまでだけど、スムーズに文字入力ができるようになるのは悪いことじゃない。

練習アプリ

最後に僕がiPhoneにしたばかりの人に聞かれたら必ずお勧めする、フリック入力練習アプリをご紹介。

KoloFlick 5.0(無料)

販売元: Ryon - RYOSUKE KOMIYAMA(サイズ: 0.8 MB)

パズルゲーム感覚でフリック入力の練習ができる可愛らしいアプリ。残念ながら4インチには非対応なので4/4Sユーザーにお勧め。5で遊べなくもない。

f:id:Lioven:20141125212055p:plain

 

ふりっく 1.1.3(無料)

カテゴリ: エンターテインメント, 教育, ゲーム, 単語
販売元: Telepath.Inc - Telepath, Inc.(サイズ: 10.1 MB)

フリック入力時の入力ジェスチャーを分かりやすく見せてくれる練習アプリ。

f:id:Lioven:20141125212109p:plain

おわりに

僕はブログを8割iPhoneから書く。だから早くなったというわけでもないけれど、それを可能にしたのはiPhoneの文字入力がフリック入力だからだ。その快適さは、文字変換がバカだったりすることを補っても余り有る。これがなければiPhoneでブログを書きたいとは思わない。

普段フリック入力を使っている方にとってはなんて事ない話だけど、苦手と思って携帯打ちをしている方はぜひフリック入力の練習してみて欲しい。何も考えずに文字入力できるようになれば、iPhoneの魅力は倍増する。