Kindle日本上陸! 各社7インチ級タブレットの投入で「真の電子書籍元年」となるか
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昨日10月24日は凄い日でした。Appleのスペシャルイベントにて、待望の7インチ級タブレット「iPad mini」が登場したかと思えば、同日Amazonが、「Kindle」と「Kindleストア」の国内展開を発表。長い間登場を期待されていたAmazonの「Kindle」が日本のAmazonから購入可能になったとあって、ネットは大盛り上がり。
まさに「電子書籍元年」と言われた2010年から、2年。24日は、日本の電子書籍市場がかつてない盛り上がりを見せた瞬間だったのではないでしょうか。
Kindleの関連記事をまとめてみた
待ちに待ったKindle。僕が24日にチェックした記事をまとめてみました。見れば見るほど、EinkのKindle Paperwhiteが欲しくなる。というわけで結構偏ったチェックの仕方をしています…
参考リンク:Kindleについての考察
電子書籍リーダーの重さ比較 〜 文庫本/Kindle/iPad mini/etc - #RyoAnnaBlog
軽さは、かなり重要なファクターですね。
10月25日にKindleストアがオープンするので、事前に他の国内電子書店と蔵書数などを比較してみた : 見て歩く者 by 鷹野凌
電子書籍を購入するにあたって、もっとも重要なのは何処で買うか。全てストアに依存してしまうのがネック。
参考リンク:実機インプレッション
Kindle Paperwhiteついに日本到着!ファーストインプレッション
早速Kindle PaperWhiteを購入されたいつものお二人による報告 - Togetterまとめ
Kindleストアオープン
そしてついに、本日25日「Kindleストア」がオープンしました。Kindleに期待してしまう要因の一つは、Amazonの実績と、規模のほかに「デバイスを選ばない」という強みもあります。僕が持っているiPhoneやiPadでも「Kindle」のアプリがあればKindleストアで購入したものを読むことが出来るのです(何故かまだアプリからはログインできませんが…)。
おわり
結局、電子書籍はどこかのプラットフォームに依存しなくてはいけないので、紙の本と同じような市場が築けないのは確かです。そこにでアメリカで大きな市場を確立したAmazonの登場が期待されていたのですが、日本とアメリカでは出版業界の権利に関するシステムが違うため、今日までKindleの登場を遅らせる結果になりました。同じくAppleも、日本におけるエコシステムを築けず二の足を踏んでいるといった状態でした。
そのAppleも、先日のスペシャルイベントでは、iOSデバイスの「iBooksアプリ」を3.0にバージョンアップ。ついに日本語の縦組、ルビ、左開きなどに対応しました。「iBooksStore」が日本展開出来ていない分、Amazonには遅れをとった形になりますが、iBooks3.0の登場による、Appleの日本展開、iBooksStoreの活性化に繋がることに期待したい。今年こそ、日本の「電子書籍元年」と呼べる年になってほしい。
Apple、iPhone/iPad向け電子書籍ストア&ビューア「iBooks 3」リリース EPUB 3日本語縦組表示対応 - コトハノオト